本の紹介
FIREという言葉を聞いたことがありますか? これはFinancial Independence Retire Earlyの略で、経済的自立と早期リタイアを目指すライフスタイルを指します。
この記事では、その具体的な方法を学べる書籍「FIRE 最強の早期リタイア術」を紹介します。
この本は、普通の会社員がFIREを目指す際に大きな知識を得ることができる素晴らしい一冊です。FIREを実現するために必要なマインドや、高給取りでなくても可能な理由をしっかりと理解できます。
おすすめする人
この本は以下のような方におすすめします:
・FIREとは何なのかを知りたい方
・会社員でFIREを目指すための知識や考え方を学びたい方
・金を稼ぐためのマインドを身につけたい方
本の内容
この本は、会社員がFIREを目指す際に必要なマインドや具体的な事例を学べる一冊です。特に、「欠乏マインド」と「4%ルール」についての解説は、人生を好転させるための重要な知識となります。
欠乏マインドがFIREに向けての大事な推進力
「欠乏マインド」は、何かが不足しているときにそれ以外のことよりも優先する考え方です。この状態になれば、最優先で進めることができます。
例えば、私も大学入試のためにセンター試験(今の大学入学共通テスト)を受ける時は行きたい大学の偏差値が足りない事で試験勉強に集中していたのを覚えています。実際に結果としてセンター試験の点数は大幅に上がり、無事に大学へ入学することができました。
このような経験は、欠乏マインドの一例と言えます。
4%ルールで働かずに生きていけるお金を知ろう
「4%ルール」は、現在のポートフォリオからどの程度引き出すと、資産を維持した状態で生活ができるのかを示したものです。このルールによれば、年収の25年分のポートフォリオを作成すれば、30年以上は全く働かなくても今の生活を維持することができます。
FIREで考えるべき不労所得って具体的にいくら必要なんだとうと思う人には、まずはこの考え方で参考になります。しかもこの前提は働かない前提なので、これまでよりも頻度や時間を減らして働くなどをすることができれば、さらに余裕のある生活ができます。
FIREのデメリットと家族がいる人はできるのか
また、この本では子供の話やFIREの負の面についても触れられています。子供がいる方がFIREを目指す際の具体的な費用や、FIREによって生じる可能性のある孤独感など、良い面だけでなくリアルな問題についても語られています。
特に会社員として大きいのはコミュニティがなくなる事ではないかと思います。これまでは会社の同僚や上司、部下等と過ごしていたコミュニティがなくなり、両親や近親者がFIREへの理解が不十分だと働いていないことへの文句等で疎遠気味になることで、それ以外のコミュニティができていない人だと一気に孤独となります。
その影響はFIREで一番辛い面ではないかと個人的には思います。そのためにもFIREを目指す方には新しいコミュニティは会社員時代から少しずつ作っておくことが重要と考えています。
まとめ
この本は、会社員の方でこれまでの生活に不安を感じている方に特におすすめです。FIREという新たな生き方が実現可能であること、そしてそのために必要な考え方が具体的な数値や事例を基に記載されているため、とても勉強になる一冊です。もし興味が湧いたら、ぜひ一度手に取ってみてください。
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